2013年12月に初版が出版された、「アドラー心理学」を哲学者と若者の
対話形式で解説した書籍です。舞台化やテレビドラマ化されるなど社会
現象を巻き起こした一冊。自己啓発系の書籍では、刊行以来毎年
売れ続けているので目にする耳にする機会は多かったものの、
実際に読んでみたことはなく、今年Amazonのオーディブルで本を”聴く”
ようになり、ここが好機!ということで通勤途中の車内やラン中に
聴いてみました。刺さるフレーズや考え方が多く、心が軽くなったり
逆にざわざわしたりと今の自分にかなりくる内容でしたので、とくに
心に残った部分を振り返りつつ紹介しようと思います。
「お前の顔を気にしてるのは、お前だけ」
他者と自分の関係を”競争”する相手ととらえているか、
“仲間 “ととらえているか。競争の中にいるうちは相手を敵と捉え、
自分がどう見えているか、出し抜かれないように嫌われないように
びくびくしながら過ごすしかない。社会のなかで息がつまる、
人間関係がしんどいと感じてしまう理由のひとつが
この“他者との比較”であると説いています。
この一文は事実、とても印象強く心に残りました。自分が自分の顔に
ついて気にしているほど他人は自分の顔になど興味がない、
まさに自分がそうだよなと(笑)あらためて置き換えてみると
相手が自分の顔をどう思うかなど自分のイメージ、想像の範疇でしかなく、
そこに思い悩むことが実は意味のないことであると思えてきます。
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