“成功”ではなく”成長”することが最大の目的。〜『なぜ、2時間営業だけでうまくいくのか?』読了レビュー

読書

どんな内容?著者情報など

こんにちはアオキです。今回のブックレビューは今年の2月に発行された、アメリカはボストンで「Tsurumen」というラーメン店を経営している店主・大西益央さんの著書です。大西さんのお店は冬はマイナス10度まで下がるボストンでなんと1時間待ちの行列ができる超人気店となっています。先日はあのTBSの情熱大陸でも取り上げられて、どんどん知名度があがっている話題の経営者なんです。
大西さんは1976年生まれということで、自分は1977年なので年も近く親近感もありますし、本の内容もとてもわかりやすく潔い考え方や信念が書かれてあり、共感できて学ぶところの多い作品でした。タイトルの通り、実際にこのお店の営業時間は昼の2時間だけとしており、なぜ2時間だけで利益が残せるのか?や”1000日間だけ営業する”と決めて営業している理由などがつづられていきます。

印象に残った点、どんなことを学んだか?

本文中に書かれていたことから印象に残った部分を抽出したのでそれをここに書いていきます。

・人は”本気でやらなかったこと”に後悔する

・まずは目標を決め、そこから逆算していまの行動を決める。

・ビジョンは日々更新し続けていくもの。

・すごい人になりたければ、すごい人の近くにいろ。

まずタイトルでもある “2時間しか営業しない”スタイルの理由が、1日に必要な売上を最短であげるための時間だということが驚いた部分でした。ボストンの一等地で家賃や人件費やもろもろの経費含んでも必要な利益がでる最低限の売上を全力出してあげるための時間が2時間ということなのだそうです。

そしてこの店のラーメン一杯の価格はなんと2000円くらいするそうです。これもだいたいのラーメンの相場は、、みたいな部分から決めているのではなく、必要な利益を必要な時間であげるための必要十分なプライス設定だということなのです。
一杯2000円のラーメン、、誰が食べんねん!と最初は思ってしまいましたが、そういう考えのユーザーはそもそもターゲットにしていません。 ここのラーメンは2000円出しても食う価値がある、と思ってくれるお客様がターゲットなのです。1日この2000円のラーメンを60食売ればお店の利益が確保できる、そこからすべて決められている=逆算思考です。

考え方もごくごくシンプルで、1000日間だけ営業すると決めた理由は”1000日間なら毎日本気でやれる”だろうと自分が思ったからなんだとか。これまでの失敗の経験から、本気でやることでしか成長できない、とにかく自分が本気になって”どれだけ成長できるか“にフォーカスしているんです。1000日間限定の営業とは、奇をてらい有名になることでも、ビジネス的な理由からでもなく、ただただ自分が本気になれ、成長するための最善の手法と考えたからなのでした。

自分もいまの仕事やこれまでの経験を振り返ってみたとき、”本気になってやったときしか成長できてない”と確かに思いました。そしてその本気になれたときは、自分でどこまでやるのか=”終わり”を決めていたことも思い出しました。
自分が日々”成長できているかどうか“は、終わりをつねに意識してそこから今日、今やるべきことに全力でやれてるかどうかを毎日自分に言い聞かせ、律することなんだなと思わせてもらえました。

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