なぜ箱根駅伝を見てしまうのか、を考えた。

雑記

正月スポーツの風物詩といえば、

そうまちがいなく【 箱根駅伝 】。

ふだんマラソンや陸上に興味のないひとでも

話題になり、2日と3日の午前中はガッツリこれを

みる予定にあてる、モンスターコンテンツ。

今年は年末からずっと店のヘルプに入ってるので

昼から仕事してるがそれでもカウンターにPCをもってきて

意地で観てしまった。

往路、復路あわせて217キロ、合計11時間におよぶ

長時間のレースなのに、長すぎるとか

退屈だとかいうディスりを聞いたことがない。

それは時間がたてばたつほど、人の想いが重なる

“駅伝”という形式だからというのがあると思う。

ではなぜ“駅伝”は、特別なのか?

なかでも“箱根駅伝”が特別なのか?

一言でいうと、箱根駅伝は、スポーツ観戦としてではなく、別のモノを売りにしている。

「ストーリー」だ。

ただの関東の大学の一年に一度の競技大会、

ではなく、この本大会にいたるまでの予選会、

そもそも4年間の“制限時間”があり、どうしたって

18歳から21歳までの年齢でないと出場すら

できない。そこに、さまざまな大学の、

出場選手たちの、歴史や想いが交錯する。

観る側は、どこが早い、何時間で優勝する、

区間賞はだれがとる、、そんな枝葉の見方

よりも、今年は「どんなドラマがあるのか」

「どんなストーリーがあるのか」

を観たいのだ。そして、そのドラマを、

ストーリーを目の当たりにして「感動」したいのだ。

この箱根駅伝から学べることは、

商品は「ストーリーで売れ」

消費者は「ストーリーを求めている」

ということだと思った。

いま、歴代の興収記録を塗り替えてトップに

なった「劇場版鬼滅の刃 無限列車編」も

その部分をおさえている。間違いなく

「感動できるストーリーが見られる」。

「間違いなく」というのもポイントなのだろう。

「間違いなく」満足できる商品なら

ひとは買うし、お金を出すということ。

ここをおさえにいかないといけない。

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