自宅から1キロちょっとで入れるホームマウンテン
芥子山(けしごやま)。標高233mと決して高くはないが
途中の山頂に向かう斜面のロードや果樹園からの眺望、
そして山頂の展望が素晴らしく、別名・備前富士とも呼ばれる。
ま、いっつも登ってるのであらためて説明することもないが
この芥子山の登山道は、じつは結構ゴミが多い。
頂上手前まで車であがれるというのも理由だと思うが、毎日
近所の人たちも早朝に歩いてのぼっているのに
中のトレイルは紙ゴミから空き缶、はては白物家電の粗大ゴミまで
目につくゴミがよく落ちている。たまに気の向いたときに
家庭用ゴミ袋をもってあがってトレランがてらゴミ拾いランを
していたが、やはり定期的にしていかないといけないなと
去年の年末に一念発起、”芥子山クリーニングクラブ”と名付けて
清掃活動をはじめることにした。
月に一度、最終日曜の朝、日の出から数時間をかけて
表側の登山道、裏側の登山道、山頂広場付近のゴミ拾いをする。
一回目となった1月31日は、日の出とともに山好きの友人Nさんと
無量寿院の参道から墓地を迂回してトレイルにとりつき、
山頂までいき、山頂から裏側のトレイルの中盤までをゴミ拾い。
普段走っているときには目についてなかったゴミが
おどろくほど目に入ってくる。持ち帰りはさすがにあきらめたが
中には、ボーリングの球までもが捨ててあった。ありえない。
ここまで持ってはいった神経が(転がったのかもしれないが)
理解できない。2時間半ほどの作業で可燃ゴミ袋が2つ、ビンカン用1つが
パンパンに。
先日の吉備中山守る会に参加したときと同じ気持ちになった。
いつも登っている山、自分が好きな景色は必ずだれかが意識的に守り、
維持しているからこそそこに存在しているということ。
感謝と畏敬ともいえる感情。
それはハイカーやトレイルランナーとしての目線からだけでは
ほんとうには感じることはできないと思う。
山に入り、楽しむ側と
山を守り、整える側。
両方の目線をもっていてはじめて
ほんとうに山を愛で、楽しむことができるのではないかと
思えてきた。まずは自分から、
一番近くの芥子山から、
そう思える機会と時間を少しでも広げて伝えていければと思う。
Thank for the mountain.〜山に感謝!〜
…第2回芥子山クリーニングクラブに続く
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