山を”守る”ということ。

山記録

はじめてトレイルワークというものに参加した。

吉備中山を守る会に入れてもらい、

月2回の整備ボランティアに参加する。


朝8時に尾上の倉庫に集合し、用具をケートラにのせて、

数台で乗りあわせた。今日は八徳寺経由で

藤原成親の祠までのトレイル整備とのこと。

16年間も操山でガイドをしていたという

80越えのとても元気で物知りのおじいさん野崎さんに

岡山市内の史跡の話などいろいろ聴かせてもらった。

作業としては、分担して
落ち葉に埋もれたトレイルを掻き出す、

折れた竹をのこぎりで切る、

斜面の木の伐採、枯れ木の処理、

トレイルから水を流す溝を作る。などなど
どれも重労働。

でもあーだこーだ話しながら

楽しそうにサクサクと進めていく先輩方。

予定していた部分の作業が長引き、

思ったほどは進行しなかったようだが

みなさん充実した顔で淡々と片付け、

ほんならまた次回♪ と言い合い解散していく。


心地よい疲労感と新しい楽しさを

感じながら自分も集合場所をあとにした。

気づいた、感じたこと


・年間通して月2度もこれだけの大人が

1回に3、4時間かけて整備をする。

何年もやれば当然思い入れが強くなって

守りたくなるのは当たり前。

・ハイカーのほうから「ごくろうさまです」

とか「ありがとうございます!」という

感謝の言葉をかけられる。

整備する側もうれしいからまたがんばる、

ハイカー側は”歩かせてもらってる”という気持ちになる。

いい循環が生まれてる。

・整備する側にお年寄り(元気だが)ばかりで若い人間がいない。

伝承を伝えられるひとも少なくなって

いずれいなくなってしまう気がする。

世代をつぎにつなぐ仕組みがない(するひとがいない)問題。

地元にすみ、ずっと里山に関わりすごし、

守ってきた人たち。その人たちにとっては、

トレイルランニングなど今も昔も関係ないし、

むしろトレイルを痛めたりするんじゃないかと

心配が先に立つのは当然。

そこに後から入っていく限りは、そんなイメージで

まずは思われる前提でいること。

そして郷に入っては郷に従い、

トレイルランナーが出来る整備や保護活動を

どの山域でもまずはしていく必要があると感じた。


、、、とまじめなレポートみたいな締め方になったけど

いろんな話きけて新鮮でシンプルに楽しかったので

またいきま〜す(笑)

平均年齢70は超えてるが、みなさん元気でよく動く!、、、負けられん。

コメント

  1. オルカ より:

    山の整備ってプロがしているのかと思ってたけど、地元の会でやってるのね、皆さんもうプロ級のようでスゴイ!

    山でトレランしてるなら、山を綺麗に守るのも大切ですね。

    次の世代も頑張らないとね♪

    • aoki aoki より:

      何十年もまえから、それこそ前の世代から脈々と守られてきたものなんだと思います。トレイルランナーもハイカーも同じで、整備された山でないと歩けないし走れないってことをどれだけ理解できてるのかなと胸に手を当てて考えさせてもらいました。

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